ランクバトルシーズン3と、2020/2/23(日)に開催された第9回あめおふ!にて使用。
相変わらず結果はイマイチだったが、今後環境がコロコロ変わっていくことを考えると出し渋っていてもしょうがないと思ったため公開。
構築経緯
※以降、ダイマックスを「DM」と表記
前回使用した構築にて使っていた、カビゴン+ドラパルトから組み始めた。
カビゴンは技構成のみ変更。ドラパルトは前回の眼鏡型から、よりまんべんなく削りを入れられる型にした。
それに伴いルカリオは一撃の火力を重視して鉢巻を持たせた。詳しくは後述する。
残りの3匹には、電気の一貫切りやステロ撒きとしてカバルドン、合わせて受け回しを崩せるサザンドラ、ダイジェット持ちに切り返す動きができるポケモンの中で最も汎用性が高い(と思われる)ミミッキュを採用した。
個体紹介
カビゴン@食べ残し 特性:厚い脂肪
257-130-128-x-141-50
(172-0-252-0-84-0)
捨て身タックル 地震 欠伸 守る
【調整意図】
H:16n+1
B:振り切り
D:余り
前回からの変更点はDDラリアット→地震。
そもそもDDラリアットを選択した理由がミミッキュ・ギルガルド・ドラパルトへの打点確保だったが、悪技だとドラパルトの弱点保険を発動させるため変更した。
ギルガルドに対してはどちらにせよ弱点保険の発動を許してしまうが、元々欠伸を打ってから対応していたので特に問題なしとした。
相変わらず欠伸からのゲームメイクが仕事。挑発持ち(特にアーマーガア)の起点にされやすいため、木の実を持たせてヒートスタンプ採用の型に変えるのも一考。
ドラパルト@マゴの実 特性:クリアボディ
168-172-95-x-95-209
(36-252-0-0-0-220)
ドラゴンアロー ゴーストダイブ 呪い 身代わり
【調整意図】
H:4n
A:振り切り
S:1段階上昇の最速75族抜き
前回は眼鏡型だったが、以下の動きを期待して型を変更した。
- 高速アタッカー、DMエース
- 先発にカビゴンが出せない際の駒
- 多数の相手への削り役
極力高い打点を確保するために物理技を採用し、パッチラゴン・ウオノラゴンに上から一発叩き込むためSを209に設定した。
高速ポケモンの身代わりはアドバンテージを取りやすく、
有利対面時に"身代わり→攻撃or呪い"で削りを入れる展開に持ち込めた。
また、身代わりは相手のDMターンを稼ぐのにも役立った。
ミミッキュ@アッキの実 特性:化けの皮
159-134-122-x-126-118
(228-92-172-0-4-12)
じゃれつく 影打ち 剣の舞 トリックルーム
【調整意図】
H-B:皮ダメージ+A194ギャラドスの雨下ダイストリームを確定耐え
H-D:皮ダメージ+C189トゲキッスのダイジェットを確定耐え
A:できるだけ高く
S:4振りミミッキュ抜き
このポケモンに対して期待したのは以下の2点。
- 積みアタッカー
- ダイジェット持ちへの切り返し
トリックルーム持ちのミミッキュには呪いが採用されていることが多い。しかし、この構築で切り返しに特化してしまうと、構築全体のパワーを落としかねないので剣の舞を採用した。
皮が破れた状態で命の珠を持ったダイジェットポケモンの技は耐えられないが、カビゴンの欠伸と併せて相手の持ち物を判別できる*1ためこの調整で十分と考えた。
カバルドン@オボンの実
212-132-172-x-109-56
(228-0-148-0-132-0)
地震 欠伸 吹き飛ばし ステルスロック
【調整意図】
H-B:A211ガラルヒヒダルマの五里霧中氷柱落としを確定耐え
H-D:C177サザンドラの眼鏡悪の波導を確定耐え
S:最遅タイプ:ヌル抜かれ
構築経緯の項でも述べたが、電気の一貫切りとステロ撒きをメインとして採用。
物理方面のクッションとしても重宝したが、このポケモンも挑発持ちの起点となりやすいので運用には注意しなければならなかった。
サザンドラ@ラムの実
167-x-111-177-110-165
(0-0-4-252-0-252)
悪の波導 ラスターカノン 火炎放射 悪巧み
【調整意図】
C:振り切り
S:振り切り
受け崩しの駒として採用。カビゴン・カバルドンの欠伸から展開する。
相手のカバルドンに対して屈さないためにラムを持たせた。
この枠は受け回しに対抗できる特殊アタッカーであればよいので、何体か他に候補はいたが試しきれなかった。
ルカリオ@拘り鉢巻 特性:正義の心
154-176-91-x-91-135
(68-236-4-0-4-196)
インファイト バレットパンチ 噛み砕く 雷パンチ
【調整意図】
A:H215-B171カバルドンをインファイトで95.3%の乱数2発(目安)
S:最速70族抜き
H-B-D:余り
拘ることでA197メガルカリオを超える火力を手に入れたルカリオ。
襷ではなく鉢巻で採用した理由は以下の通り。
ルカリオ自体がそもそも有利不利のはっきりしているポケモンであり、"技を打った後に引く"行為を自然に行えるため、拘りのデメリットはあまり感じなかった。
また、ダイマックスを切ることで一時的に拘り状態を解除でき、拘り状態とほぼ同威力で技を打てる(ダイナックルは除く)。
技はタイプ一致のインファイトとバレットパンチ、ゴーストに打つ噛み砕く、後出ししてきたギャラドスに打つ雷パンチを選択。
はじめは噛み砕くの枠に神速を採用していたが、あまり打たなかったことと、神速の火力よりもゴーストへの打点がほしかったこともあり噛み砕くになった。
特性はさらに火力を引き上げるチャンスを得るために正義の心とした。
火力は申し分なくこの構築とうまくマッチしていたように思うが、数的不利をとってしまえば簡単に腐ってしまう。誰にもお勧めはできないし自分も今後使うことはないだろう。
選出パターン
代表的なパターンは以下の3つ。
■カビゴン+ドラパルト+アタッカー
→最も多かったパターン。カビゴンとドラパルトで削ってアタッカーを通す。
■カビゴン+カバルドン+アタッカー
→ステロが必要となる場合はこのパターン。
■カビゴン+ミミッキュ+アタッカー
→ダイジェット持ちが2体いる(ギャラドス+トゲキッス等)場合のパターン。
結果・所感
【結果】
・ランクバトルシーズン3:45勝24敗 最終順位3065位
(この構築のみの成績は27勝18敗)
・第9回あめおふ!:7勝3敗 ルンパッパブロック予選落ち
【所感】
構築に関して。前回と比較すると、ルカリオの採用理由を明確にできたと思う。
今後も明確な採用理由を持ったうえでルカリオ入りの構築を模索したい。
戦績に関して。構築が強いわけでもなく、プレイヤー自身も強くないので、
対戦数を(もちろん勝数も)増やさなければ高順位は目指せないと感じた。
オフはそこそこの結果に見えるが、勝たないといけない試合で負けている
(実際7-3が4人並んで予選落ちした)ため、プレイングスキル不足を実感した。
どちらにせよ、対戦数を重ねていくことが必要だと思った。
以上。
シーズン4は準備で手一杯な状況が予測されるので、本格的に取り組めるのはシーズン5からかも。